ダンスパンツの形はいろいろありますが、弊店で初めに作ったのは、バレエ用のショートパンツでした。 スパッツ、レギンスなどのフィット系から、ブーツカット、ストレート、バギー、サルエル、そして、フレアーパンツ(いわゆるガウチョパンツ)、超ワイドパンツ(片足180度)などなど、パンツだけでも弊店の歴史が辿れてしまうくらい、いっぱい作りました。
⇓ ショートパンツは レギンスパンツの形から抜き取っています。 スパンデックスの入ったニット素材や、ツーウェイトリコットは、同様の形を利用します。 素材によりパターンを操作します。
(ウエストレースがつく場合は、縫い代を0にします。)
ダンス用も部屋着用も パターンの作り方は一緒です。 動画をご覧ください。
ダンスパンツについて
履き心地を重視するために、ストレッチの素材を使ったものが多いですが、中にはサテンやジョーゼットも使っています。
こだわりはパターンです。 試行錯誤の末、今の形状に至ったわけですが、まだマイナーチェンジは随時行っています。
ダンスパンツの種類
演奏用のストレートパンツやダンス用のフレアーパンツなどランダムに、ざっくりと、弊店の過去衣装からセレクトした写真を並べてみました。
超ワイドパンツというのもありますが、単品では作っておらず、 ⇓このようなオールインワンに組み込んだ衣装にしています。
ストレッチのレギンスパンツの作り方
レギンスパンツなどのフィットパンツは、パターンは1個でできます。 以下に紹介する動画はレギンスパンツの足元をクシュクシュとギャザーリングしたものと、ウエストゴムを使わないものの制作工程を撮影しています。 ダンス用なので使う素材は主に2WAYトリコット(ポリウレタン混紡)を使います。 そのほかは、ニット系のポリウレタン混紡を使います。 いずれにしてもポリウレタンやスパンデックスといった、ゴム系の糸が5%~20%編み込まれた素材を使います。
弊店のレギンスパンツのパターンのこだわり
- 前股上のラインは平面的に作っています。(食い込まないように、突っ張るくらい)
- 後ろ股上は、履きこみを十分とり、長めに
- 足口周りは、ややゆとりがあるくらい(ぴったりさせない)
こんな感じのこだわりのパターンで作っています。 動画もご覧ください。
まずは、ウェストは1.5㎝の平ゴム使いで、足元にギャザーのあるレギンスです。素材はスパンフライスを使用しています。 関連記事「カットソーの醍醐味」もご確認ください。
そして、上のパターンを利用し、ウエストのゴムを使わず、共布を二つ折りし、テンションをかけて作っているレギンスパンツです。
二つのレギンスパンツを紹介しました。 素材を変えたり、丈や、色を変えて、ダンス用に展開してみてください。