ダンスの衣装が着崩れたり、気になって踊りに集中できない! なんてことがあっては、感情が飛んで行っちゃいますよね。 観ているほうも、冷めてしまいます。 こんなことでは、せっかくのパフォーマンスが台無しになってしまいます。
衣裳を作るが側からの判断で、恐縮ではありますが、 踊りやすい衣装って何だろう???? これを突き詰めます。 着やすさだけでなく他にも・・・・
移動と持ち物が多いダンサーさんのことも考えてます。 メイク道具、シューズ、サポーターやインナー、髪飾り、小道具などなど 目いっぱいになりつつ、楽屋とウォームアップの場所を往復したり、、、、 この辺までは 想像できます。 なので、できるだけ負担の少ない衣装にしようと思っています。
それだけではありません。 オールインワンのメリットは、衣裳の着崩れがないから、ダンスに集中できるわけです。 ウエストからシャツがはみ出たり、ボトムがずり落ちそうになったり、肩が抜けたり ってことがないように・・・・ 仕込んであります。 関連記事「制作過程完結編」にも掲載していますので、ストレッチ生地の端始末 動画も含めてごらんください。
関連記事内の動画、完結編は、某ダンス大会の優勝衣装になりますので、複雑ソーに作っています。 が、 この記事の「ダンススカート」は、いたって単純なつくりではあります。しかしながら、…・ 秘密があります。
まずは 動画を見てくださいね。
このスカートがなぜ、究極のダンススカートなのか? を説明します。
特徴
- 2WAYトリコットデニム調生地を使っている (縦横伸びるゴム系繊維混紡)
- 激しく踊っても苦しくないように、共布の幅広ウエスト(帯状)にしている
- 前スカートは、めくれ上りが少ない形状に
- 後ろスカートだけを、フルサーキュラーの形状に
- 脇で後ろスカートに段差をつけ、ケミカルレースを貼り付けているので重みが出て、裾が踊る。と同時に、表情が生まれる。
- ショートパンツが内蔵されている。
つらつらと盛り増しして書きましたが、 大したものではございません。 m(__)m
最大の特徴は6項目めのショートパンツが内蔵されているところになります。
スカートは2WAYトリコットを使用しさらに、後ろはフルサーキュラーのレース付きとなっているので、重みはあります。 が、ウエストの幅広帯のおかげで、ホールド感があり、安定します。したがって、重みは感じないという設計にしています。
弊店の顧客様はコンテンポラリー系、創作ダンス系が圧倒的に多いので、ポップでカジュアルなアイテムとは一線あるようです。