カットソーと一口に言っても 大小さまざま、アイテムは多種多様になりますが、その醍醐味をぜひトライしてほしいと思っています。「カットソー」はその名の通りカットして縫う ですが、私の意味している「カットソー」とは・・・ 工業用型紙を利用し、最短、最小工程で時短ソーイングで作ることを意味しています。時短ソーイング=カットソーです。
本業は衣装クリエイターでございますが、諸事情、諸情勢のおかげで 近頃はカットソーの動画などをアップしています。
アパレルメーカー既製品にはどうやっても勝てません。私はアウターは既製品を着ています。デザインや素材も計算されて美しいし、それ相当のアパレルのクリエイターが作り上げたものなので。 ましてや、重衣料などはとても対抗できませんから、ねっ!!
コロナ禍で巣ごもりの間、「ミシンの需要が増えた」ということで、お仲間が増えて喜んでいます。 マスク作成やお子ちゃまの通園グッズ、小物、バッグ、など制作していることと思いますが、ついでにカットソーの醍醐味も体感してみてください。びっくりしますよー!!
*工業用型紙とは、縫い代がついている型紙です。 合印などもつけているのでそのままの状態で生地の裁断ができるようにしています。
弊店では、簡単に作れる「ショーツ」の型紙(工業用パターン)を少しづつアップしています。
型紙を販売しています。 詳しくはショップページをご覧ください。
そんな型紙作りから裁断までの工程で、わたくしMintが使っている小道具を紹介したいと思います。 「カットソー」はその名の通りカットして縫う ですが、私の意味しているカットソーとは 工業用型紙を利用し、最短、最小工程 で作ることを意味しています。
今回は製図、型紙、パターンを作る時の小道具の紹介です。
型紙作りのための道具
1.製図紙
製図用の紙は、5cmマスにスケールの入った用紙を使うと、目安がつけやすくて簡単です。 手芸店にもメモリ付き模造紙を売っています。
95cm 又は45cmの反物があります。 小さいものを作るなら45cmで十分です。私はネットで反買いしています。5cm方眼の95cm巻き ⇓ を使っています。 トレースがしやすく、透ける、ハトロン紙が一般的です。
上の模造紙、ハトロン紙ではトレース(写し)がしずらいとき、または細かな修正や、接ぎ線の繋がりを確認したい時はトレーシングペーパーでトレース(写し取り)し確認します。
SAKAEテクニカルペーパー トレーシングペーパー A3 50枚 Sトレーシングペーパー STP-A3K-45
2.メモリ付き定規(さし)
洋裁に適したガイドになるメモリが随所に入っています。 45度バイヤス、5mm間隔、2.5cm間隔などなど、洋裁用なのでフラットで透明、紙の上でも布の上でもとても重宝します。
動画にもよく出てきますが、 折れた定規も優れものの縫い代付け道具として無くてはならない存在となっています。
定規には、5mmのガイド線が入っていますが、 私は縫い代つけがスムーズにできるように 3mm、7mmの線を付け加えています。 カッターで刻みを入れて、ボールペンでなどってインクを入れています。
3.計測用メジャー
メジャーは洋裁用の柔らかな巻き尺ではなく、測量用のメジャーをカットして使っています。100均ショップの工具コーナーにある、あれっ、それっ!です。 その中でもできるだけやわらかめ目の物で 湾曲していないものを選んでくださいね。
なぜ、そのようなメジャーを使うのか? それは 曲線などの多い個所も1mm以下の細かな寸法を測りたいからです。 使い方は、カットしたメジャーをカーブさせ、エッジ部分で計測します。 (動画内にも ↓ 出てきます!!)
動画内で使っているメジャーは土木測量用の(亭主殿)の捨てられていたメジャーを洋裁用に再利用しています。60cmくらいの長さで 0~50cmまでが一目で確認できるようにカットしておくと便利です。 2.3本作って置くといいですね。(よく消えますから!! 幣アトリエのブラックホールへ・・・・)
4.カーブさし(雲形定規)
曲線を描くときに便利な定規です。 まずはフリーハンドでかいて、それを定規に当てますので、差しの種類は何でもOKです。洋裁用が1本あれば、組み合わせ出来ます。
1個 カーブルーラー 図画定規 曲線定規 縫製定規 雲形定規 ルーラー ドローイング テンプレート 裁縫道具 手芸
5.製図ペン
0.3か0.5mmのシャープペンで、できれば、製図用のシャープペンが理想です。 その理由は、定規に当てたときスムーズにかけるからです。 そのような細工になっています。 芯は FまたはHで、湿度の高い季節はHBで、 と使い分けています。
ステッドラー シャーペン 製図用 2mm ナイトブルー 925 35-20
色鉛筆も前身頃、後ろ身頃を色分けするのに重宝します。 その他、消しゴム、コンパス、分度器(めったに使わない)、など子供たちが学校で使っていたものをフルに活用しています。 ハサミは紙専用と、布専用に区別しましょう! 紙のカットは↓に紹介したカッティングシートを使うことでカッター(握りやすい細いスタイルの物)でシャーっとカットします。
余談ですが、子供が小学校1年生で使っていた「おはじきケース」はミシンの針や、ボビンなどの小物入れに使っています。 もちろん 家庭科の洋裁道具も・・・
6.カッティングシート
幣アトリエには会議机3台を並列にして、その上に板(コンパネ)を敷き、1で紹介したメモリ付き模造紙をしき、 その上にゴム製の大きなカッティングシートを置いています。 製図の時はカッターを、布を裁断するときはローラカッターを使うので、下敷きが必要になります。
私は900×1800のを2枚(かなり使い込んでる (´;ω;`))
と、最近小さいのを買いました。 ↓
下に紹介している、クローバーの特大60 大物を扱わないのであれば、これだけで十分です。 動画内でショーツを裁断しているのもコレです。手芸店にも売っています。 パッチワーク用で、メモリも付いていて便利です。
3M スコッチ テープ メンディングテープ 18mm×30m ディスペンサー付き 小巻 810-1-18D 粘着テープ (文具(Stationary))
ゴムを使わない簡単ソーイングショーツは デジタルパターンにして 弊店型紙ショップにご案内しています。
定番ゴム無しショーツのパターンは・・・S、Mサイズあります。