オールインワン衣装とは・・・・
すべてのパーツが一つにつながっている衣装のことです。 いわゆる「つなぎ」のことですね。一般的にはデニムっぽい厚手のしっかりした布をイメージしますが、 ダンス用はストレッチ素材を使います。
オールインワン衣装の特徴とは?
一つで全ての工程が完了できるというのもです。
レオタード形状では、
レオタードにワンピースを重ねたタイプ、ウエストで切り替えたタイプなどがあります。 下の写真は、キャミタイプのレオタードにプリンセスラインのワンピースを重ねた ホルターネックのオールインワンです。 上辺のラインでレオタードと、ワンピースをジョイントして、1着として仕立てています。
パンツタイプの形状では・・
カットソーと、パンツをジョイントしたオールインワンでは、このような⇓タイプがあります。 この衣装は胸のデザインをデザインアレンジして、複雑に作っていますが、 普通の市販のトップスと、ゴムパンツでジョイント加工することも可能ですね。
市販の洋服でオールインワン衣装に加工してみよう!
上の写真のような感じに仕上げるためには、ややストレッチのあるTシャツとか、タンクトップをアレンジしてみるとよいと思います。
用意するもの
- 市販で買ってきた上の服(Tシャツ、タンクトップ、キャミなど)ストレッチがあるものがベスト
- ゴムの入ったゆったり目のパンツ(履きこみが深いものを選んでください)
- 8コールゴム約70cm弱(いわゆるゴムテープ、8または10コールという数字は幅のことを指します。)
- スパンコールのテープ(下段に紹介しています)
- その他、デザインに応じて・・・ 金具や 装飾品
- 自分(着る人)のガースを測る ガースは・・片方の肩にメジャー0cmあて、股下を通り、メジャーの起点(0cm)ところまでの1周 ガースとは←グーグルで検索すると 画像が見れます。
役に立つ洋裁便利グッズ
便利グッズとして、、、
オールインワンにリメイクする方法
ラフなデザイン画と、アバウトな設計でいいので 構想しておきましょう! (衣装例の、↑黒の衣装はスタンド襟のところにZ型のフックをつけています。それを外して 脱ぎ着します。 素材はストレッチですが、胸回りにはゴム(8コールゴム)を袋縫いしています。)
市販の洋服の上下をジョイントしてオールインワン(つなぎ)にしてみましょう!!
縫い方
① Tシャツなどの上の服をデザインアレンジします。
先述したように、着脱のことを考えて、開きを確保しながら加工を加えます。
スパンコールがたくさん並んだ、ストレッチのテープです。 ミシンで縫うことができます。 針はやや太めで11号、14号など、身頃の布との相性も見て、決めてください。 スパンコールの流れ方向がありますので 逆らわないようにします。(スパンコールテープ)
② パンツのウエストゴム部分をほどきます。
履きこみの長さを確認したいので トップスとパンツを重ねて仮置きしてみてください。 生地のストレッチ加減にもよりますが、測っておいたガースと、平置きした衣装のガースの差を確認します。 衣装のほうの寸法が小さかったらパッツン!パッツン!に、大きかったらサルエル風になる ということです。 生地にストレッチ性があるなら、実寸より短くても大丈夫ですが、伸びない生地なら、履けなくなりますので十分確認し目印をつけて、パンツのゴム部をほどきます。
③ ②ジョイントしたいラインを決めたら、上身、パンツともに1cmの縫い代をつけて カットします。
④ パンツのウエストのところに8コールゴムを縫い付けます。
まず、8コールゴムをウエスト寸法の85%くらいにカットします。(85%くらいというのは、着た時にずり落ちず、かつ、きつくない程度なので、好みの締め具合で調整してください) カットしたゴムを4等分し、印付けします。(この時縫い代は両端に各1cmはずしておいてください。) パンツも同様に4等分に印付けをします。 ゴムをパンツの印と合わせて本縫いします。
⑤ トップスとパンツをジョイントします。
トップス部分もジョイントするウエスト部分を4等分し、印をつけます。 ゴムがついたパンツとトップスの印を重ねて 仮止め(まち針または、クリップで)します。 ゴムが見えるように重ねて、本縫いします。 縫う位置は、ゴムの幅の端(パンツ側)を真っすぐ縫ってください。
⑥ 端始末をします。
縫い代の始末オーバーロックをします。以上で、ひっくり返すとウエストにギャザーのある オールインワン(つなぎ)の出来上がりです。 デザインによってはファスナーや、ボタンが必要なものもあるかと思います。 最初に大まかなデザインと設計をして、工程を考えながら進めてください。
弊店オールインワンダンス衣装の秘密は。。。?
2019年 ダンススタジアムグランプリにて、最高得点をいただいた衣装も オールインワンです。
ブルーのショルダー部分をはがすと、赤の衣装に早変わりっという 細工を施しています。 パフォーマンスではそのサプライズ感と、魂の叫びが見えました。 相当難産でしたが、今となっては、大切な思い出と、宝物の時間です。 衣装つくりを通じて、喜びを感じ共有することができました。 そんな衣装です。
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