ショーツの型紙を数型アップしましたが、作ってもらえたでしょうか? ニット素材の扱いに、苦手意識を持っていた人も、小さいアイテムのショーツからスタートしたら、失敗しても、用尺もコストも小さいので、次の成長につながりますよね。
定番的ショーツの型紙で作ってみましょう!
今回は コットンのニットを使います。 今まで動画にしたものは、ほとんどが在庫の生地を断捨離しながら作っています。 この小花柄のニット生地もたぶん数年前に買ったもので、あまり記憶にありませんでしたが、棚から出てきました。💧
数mあるので レギンスか、トップスにしようと考えていましたが、 一旦、定番的ショーツを作ることにしました。
ショーツの型紙は、定番型を2種類ダウンロードできるようにしています。 ゴムを使わない型紙となっていますので、カットソーの手始めには、最適だと思います。 ぜひ作ってみてくださいね。
定番的で、縫製の簡単なショーツの型紙を販売は、
下記 型紙ショップの ダウンロードにてご購入ください。
Sサイズ,Mサイズがあります。 価格は200~450円 A4サイズでコピーアウトできるようにします
ショーツ作りの準備と手順
では、始めます。
今回作る小花柄コットンのニットで作るショーツの形は、後ろ足口 いわゆるお尻の部分だけ 2㎝くらいのストレッチレースにした形です。 ストレッチレースはテンションをかけてゴムのような役割を持たせます。
まず、本体生地は、中肉程度の厚みのあるニット素材です。 買い付けた記憶があいまいなので、素材の混紡は定かではありませんが、 ポリウレタン(ゴム繊維)は入っていません。 綿100%の中肉天竺 といって間違いいありませんね。
その他資材は、8~9mmくらいのゴム と、ストレッチレースです。
まず、作り方動画をご覧ください。
ショーツの縫い方
素材を買う方法
綿100%のニットがおススメです。 もちろん化繊のニットでもOKですが、その場合裏マチだけは 綿などの天然素材を使ってください。
動画では綿100の天竺 おそらく30デニールくらいの肉厚の物です。 秋~冬には、ちょうどよい風合いです。 天竺は伸びが安定していて、 価格も相当なお値ごろです。
生地幅×35cmもあれば 十分です。
↓に 紹介した素材などを参考に 選んでみてください。
【ニット生地 綿100%★無地 天竺ニットおまかせ3色セット】複数種類の天竺から3枚お届けします【1.2mカット×3枚セット】(tennjiku3set)
【在庫処分】 2cm幅チャコールのラッセルストレッチレース(1m)
型紙を作り方
大人Mサイズで作ります。 まず、型紙は四角形を書いてから、面取りしていきます。 簡略化した図面にしています。 縫い代を含んだ型紙にしていますので、その線でカットしてください。
まず、後ろ身 最初に、赤線の四角形を書いてください。 そこから面取りします。
次にマチ部分
そして、前身部分
綿100%なので、マチの裏側は、共布を使っています。
レース付けと、ゴム付けは、テンションを入れています。 計算式がありますので下記でご確認ください。
作り方のポイント
- ストレッチレースの裁断は左右が対象になるように 起点(後ろ付け位置)から24cmでカット
- ストレッチレースを大きな目で仮縫い(あとからに抜きとりやすいように糸色も変えておきます。)
- 千鳥押さえ縫いし、 カットワーク
- 前マチ部分を端縫いします。 裏マチは裏面になるように
- マチ部を端始末し、前足口ゴムつけ、25cm上がり×0.95=(23㎝カット) 表にゴムを当て、千鳥縫いし、裏返して、千鳥縫い押さえします。 ゴムのテンション(いせ)を均等に
- 右脇を接ぐ
- ウエストゴムをつけます。52cm上がり×0.95=(49.5cmカット) (足口と同じ工程)
- 左脇を接ぐ
- 後ろマチ部分を接ぎます。
- 同上、押さえ縫いします。
- 始末縫いと 仕上げ
今回は、ゴムつけの 千鳥縫い + 千鳥縫い という工程があり、少し難易度が高くなっています。
最初の千鳥縫いが難しい場合は、バランスを見ながら本縫いの荒い目(大きい目)で縫い付けるという方法もあります。 ゴムを折り返してゴム付けを千鳥縫いで仕上げます。 そのあとで 最初の本縫いの糸抜きをしてくださいね。
この型紙を利用して、レースのアレンジをしたものが ↓ このスタイルになります。 この動画で、作り方をもご覧ください。
まだまだ、下着のデザインは限りなくあります。 作りやすいものを考えてまた、公開しますね。