75Dのジョーゼットの残反が3色ありまして、これで何か作ろうと思い立ちました。しかし、ジョーゼットは生地が薄く、しかも裁断時流れやすいという特徴があります。 うーーーーん、何とか、簡単に作りたい!! うなった末 ひらめきました。(^^)
まずはその仕上がった写真を見てください。
身頃部分を2重にして、透け防止しています。 前裾を短く、後ろを長くしてみました。 後ろ裾がゆらゆらと表情が出て、エレガントっぽい雰囲気ですが、私はデニムパンツに合わせます。 気負いがなくカジュアルな装いになります。
初夏のころにちょうどいい感じのブラウスになりました。
一見、面倒くさそーですが、 簡単に作る策 があります。 よーく見るとわかります!!
生地幅は規格では147cmでしたが、150cmありました。 これを2つ折りにして、 囲み製図で作りました。
Mサイズ(身長160cm) 材料は本体生地のみです。
- 生地は75Dジョーゼット ブルー 147cm幅 = 2.0m
作っている動画をご覧ください。
https://youtu.be/q5JR_Aktwhk
- 裁断はワサにした身頃生地を荒裁ちし、2重にしたままカットしています。 ハサミを使う場合は、マチ針で固定してから切ってくださいね。
- 上側の裾を2.5cm短くします。最終の裾始末する前に ハンガーなどに吊るして、ラインのチェックしてください。 そのあとで裾メロー始末します。
製図はこのような形で作りました。
製図ノートの1マスが、実寸10cmです。 縫い代を含んだパターンです。
- 二本針オーバー 0.7cm (肩、後ろ中心、袖下、袖付け)
- バイヤス始末 0.5cm (えり回り)
の縫い代を含んでいます。
ミシン、糸は
- 二本針オーバー、、、スパン80番 4本
- 1本針巻きオーバー(メロー始末)、、、スパン80番 3本
- 本縫いミシン、、、レジロン60番
袖は丸付けします。(袖下を縫ってから、身頃に丸付け)なので、寸法はピッタリにする必要があります。ここだけ要注意!! 実寸を測ってくださいね。
襟回りは バイヤス始末をします。 3㎝にカットしてください。
襟回りの始末は、目立つ場所なので、特にスッキリと仕上げる必要があります。
伸びず、縮まずきれいに仕上げることが大切です。地縫いした後で、少しだけ、斜めに切り込みを入れると、ステッチがきれいにできます。
最後の工程は 裾と袖口始末です。 ジョーゼットの素材特徴を踏まえて、注意するところがあります。
ジョーゼットは生地が流れやすいので、裾始末する前にハンガーなどに一旦吊るしておきます。 特に後ろ中心はバイヤスの裁ち方向なので、パターン寸法より長く仕上がります。
それを考慮したパターンにしていますが、素材の目の粗さなどにより流動します。
先述しましたように、裾ラインのバランスをみて、印を入れてから、メロー始末します。