ニットの生地1mで、ワンマイル程度のお出かけまではカバーできそうな、お部屋着パンツを作っちゃいます。 ミシンは本縫いとオーバーロックのみ 型紙は過去に紹介した製図をアレンジします。
ニット素材で作ってみましょう!
今回は 中肉程度の綿天竺 小花プリントを使います。 天竺のデニールは40~30Dくらい 横方法に伸びがあります。
弊店に有った在庫の素材で、前回はショーツを作った同じ生地です。 今回のパンツは1mでできちゃう ストレートなニットパンツ です。
ニットパンツ作りの準備と手順
では、始めます。
今回作る ニットパンツの形は、
本体生地は、 綿100%の天竺素材 1mです。ニットの素材の説明は 関連記事をご覧ください。 中盤以降にニット素材の解説をしています。
その他資材は、
- 1.5㎝~2㎝程度の平ゴム 60cm 程度
- ウーリースピン25~30㎝程度
ニットパンツの型紙
脇接ぎの無いスパッツタイプのストレートパンツです。
まず、縫い方の動画をご覧ください。
基本型紙のレギンスは縦、横に伸びる素材(ポリウレタン混) に対して、今回の天竺は中肉で厚みはあるものの、綿100%なので キックバックはあまりなく、横方向にしか伸びません。
したがって、動画の裁断場面のように、ヒップの幅や、太ももの幅を出しています。
縦にも伸びないので 履きこみ丈の不足は、ベルト幅分を足して補います。
ニットパンツの縫い方
綿天竺以外にも、リブニット系や、アーガイル風ニットなどがおススメです。 もちろん化繊のニットでもOKです。
生地幅110cm× 1mで 十分です。
縫製工程は・・・・
- 片足ずつ、股下を接ぐ
- 股繰りを接ぐ(中表に合わせ、ウーリースピンをかます)
- ベルトの後ろ部分にゴム通し口を作る
- ベルトを二う折利子端ミシン
- 本体とベルトを接ぐ
- ゴムを通し、輪に縫う
- すそ端始末
- 裾上げステッチ
型紙の作り方
関連動画に製図を説明していますが、 ざっくり アウトラインを載せておきます。
基本のレギンス型紙に対して、
- 青の矢印方向は2~3cm程度幅出しをして、
- 赤の矢印で寸法を確認し(裾38cm 股下丈72cm+縫い代) 線をつなぎます。
- ベルト部分は別裁ちします。 ゴム幅により調整してください。
詳しくは 上記の動画をご覧ください。
基本のレギンスは ダンス用スパッツ(ツーウェイトリコット)に使っている形状なので、フィット感があり、 スッキリ安定したスタイルです。 股下寸法は50cm上がりのスパッツです。
注)
動画の利用型紙は袋ハギがシャーリングのスタイルなので 股下寸法が長い設定になっています。
作り方のポイント
- 生地が縦伸びしないので、パンツの履きこみを長くする必要があります。 よって、ベルトを別裁ちして 縦の不足分を補います。
- ウエストの伸びがヒップの通る寸法になっているか 確認してください。
- 生地の特性(縦伸び? 横伸び? キックバック?など) を生かした型紙調整をしてください。
この型紙を利用して、のアレンジをしたものが ↓ このシャーリングスタイルになります。 この動画で、作り方をもご覧ください。
シュガーパンツ風にストレッチパンツを使った方法は ⇓ こちらをご覧ください。
ウエストは2cmの平ゴムをカバーリングしています。
ダンスのスパッツには ツーウェイトリコットを使っています
https://twitter.com/KimiMenuet/status/1311624479546634241?s=20
リブ素材(スパンテレコ)で ハイウエストベルトにアレンジ こちらはゴム無し!!
https://twitter.com/KimiMenuet/status/1207187635224973312?s=20