ダンス用のショートパンツや、オールインワンのボトムショートパンツは大体1部~2部丈くらいで作ります。 おとなMサイズだと 股下約7cmにしています。 短い丈はずり上がりのリスクがあるので、パターンにちょっとした工夫をします。
ダンス用フィットパンツと リラックスパンツの素材選び
「ダンス用フィットパンツ」と 「リラックス用のショートパンツ」 は生地の種類で作り分けています。ダンス用の主繊維は、汗のにじみが目立たないポリエステル系か、ナイロン系の素材になります。 主にツーウェイトリコットで作ります。
ポリウレタンなどのゴム繊維が10~20%混率されている素材なら 履き心地が良く、伸びがあるということになります。
一方、リラックス系のフィットパンツやレギンスを作るなら、綿混をお勧めします。 前回レギンスの記事にも書きましたが、 綿95%ポリウレタン5%などの割合の ベア天竺、フライスなどの ニット素材を使うのがいいですね。
フィットショートパンツの型紙作り方
前回 レギンスの作り方(下段:関連記事からご覧ください。)に紹介した型紙の作り方から、ショートパンツのラインを書きます。
レギンスの型紙に 股下7㎝の丈で、曲線を描いています。青線 (画像を確認してください)
- 前足の付け根部分は生地がたまりやすいので、削っています。
- お尻の部分は かぶりが出るように膨らましています。
- そして、前後の繋がりが、いびつにならないように ライン修正します。
ウエストに平ゴム1.5cmをカバーリングした場合の形状です。(青線) 後ろウエストの中心は元型(レギンス)より1.5cmくらい下げています。 (丈が短いので履きこむ力が少なくて済むかな?という 気持ち分下げています。)
今回は おうち着フィットショートパンツ こちらの作り方を紹介します。
ウエストと、足口に半分にカットしたストレッチレースを使っています。
注)ウエストの青線ラインは縫い代込みなので、ゴムではなくレースをつける場合はウエストラインの縫い代分2.0cm程度(ゴム幅+厚み分)を削ってください。
使用素材は
- ベア天竺の小花プリント 110㎝幅で約40cm
- レースは7㎝幅くらいのストレッチレース ハーフカットで約1.6m
ウエストはレースにテンションをかけるのでウエスト寸法より短くカットします。レースの伸縮率、キックバックにより調整 実寸ウエスト寸法の85~90%程度 足口は型紙通りの寸法で、左右対称にカットします。
・レースの重ね縫い方は、生地の端にレースの谷を添わせて、大きめの針目で仮縫いします。
・千鳥押さえ縫いでジグザグレースをたどりながら縫います。(返し縫い要)
・仮縫いを抜き取ります。
詳しくは 動画をご確認ください。 ⇓
半分にカットできるストレッチレースとは
最後に半分に山谷カットできるストレッチレースについてです。 ストレッチレースだと両スカラが左右対称になっているものがほとんどです。 その中でも7~8㎝くらいのものを使っています。 よく見ると、真ん中を波打つように畝があり、その部分をハサミでカットできます。 そして、左右対称の柄合わせができます。
例えば。。。。。このような ⇓(楽天ショップサイト画像)レースになります。