私のメインワークは創作ダンス・コンテンポラリーの衣装つくりです。ダンス衣装といえば、社交ダンスやバレエ、またはヒップホップ系?の衣装を思い浮かべると思いますが、 私はカットソーという縫い方で、サクッとストレッチ布を使ってダンス衣装を作っています。
ダンスしやすいストレッチ素材をカットソーで縫っています。ストレッチを使う人も、さらにダンス衣装を作る人も、クリエイターの中での割合でいうと少ないようです。
今回紹介するのは、2019年の夏に制作した 某高校のダンス部の創作ダンス衣装ですが、2021年に10着程度を追加した衣装です。 (2021年は 大会で見事優勝されました)
動画の最初に出てくるのは、トルソーにピンワークした、大きなアップリケです。 どの方向にしようかな? とクルクル回して検討し、顧問の先生と相談し、決定しました。
上身頃は、ベージュのチュールパワーネットに裏打ちを重ねています。 しかし、アップリケはまったく伸びないので、一苦労がありました。
アップリケを縫い付ける前に、トルソーに仕上がった上身頃を着せて、伸ばした状態でアップリケを仮止めしました。
アップリケには接着ノリがついていたので、アイロンで仮接着し、あとはひたすら本縫いミシンしました。
ダラダラと縫い作業などしているVlogです ⇓
チュールのパワーネットは、ヌーディーなベージュ色を使います。 舞台に上がると素肌に見えます。 袖にも使っています。
ボトム部分は、ショート1分丈のストレッチパンツのうえに、アシンメトリーなパンツと、ジョーゼットのスカートをオールインワンにジョイントしています。
初年度は30着作成
サンプル作成時に在庫の確認ができてなくて大わらわ!! 急遽、プリント加工をお願いし、2反発注!
30着を無事に納品しました。
ストレッチ素材と、伸びない素材の組み合わせですが、 着脱のための伸びは最低守らなくてはいけません。シルエットが美しく、かつ動きやすいスタイルを心がけていまーす。
こちらのダンス部さんは、大会はもちろん、校内、外のイベントにも何回も何回も着てパフォーマンスをしていただけました。