ダンスパフォーマンスには、動いた時の表情が大切になります。 色配色やアシンメトリーはその定番アレンジになります。
「3段のアシンメトリーなギャザーのサーキュラースカート」の作り方
動画にはジョーゼットのスカートと、製図を載せています。 パターンではなく製図としているのは、方眼用紙のノートに設計図を書き出しているものをアップしているからです。いきなりパターンにするのには大きいので、ドレーピングパターン以外は、大体、方眼ノートに設計図を書く場合が多いです。用尺の計算をするときにも方眼用紙(ノート)を使っています。
大人Mサイズ(身長160cmくらい)の着丈で設計しています。 複雑そうに見えますが、簡単です。 ご覧ください。
製図を解説します。製図を色分けすると、こうなります。⇓
BC(後ろ中心)側のバイヤス線上のスカート丈は試着後、調整し削ることになると思いますが、 生地の性質と、身長や、ヒップの厚み加減など、個人差がありますので 一旦、この寸法で記載しておきます。
ウエストはキャザーなので、その計算もしてください。 ギャザーの倍率でコンパスの半径が変わります。!!
注)生地はバイヤス方向に伸びます、特にジョーゼットは目が開きますので、 実寸よりかなり長くなります。
縫い方を解説します。
このようなライン「イレギュラーなアシンメトリーなサーキュラースカート」の場合は、ほぼ四角い布の状態のまま、ウエスト部をくり抜き、ゴムをつけるだけで、表情のあるダンス衣装に仕上がります。
スカートの縫い方は。。。。
- ウエストのくり抜いた円を 3枚重ねて仮縫いします。 いっぺんに3枚は重ねにくいですね。 2枚縫って、、3枚目重ねて縫って で、いいです。
- 8コールゴムをウエストの実寸の85%くらい(ゴムの伸縮率により違うので…実際に当ててみて適宜の%で・・・)にカットし、4等分に印、スカートのウエストも4等分し、印
- 上記、本縫いします。
- 一旦、試着し、丈を調整します。
- スカートの裾を1本針巻きロック(メロー)始末します。
平ゴムをつける場合も、一旦、8コールなどの細ゴムでギャザーを均等にとってから平ゴムに縫い付けると、手間がかからないです。