ダンスのテーマに合った衣装を作りたいけど、仕立ててもらうほどの予算がない 洋裁が得意な人もいないし、そもそも何をどうやって作ればいいかわからない!!
そんな場合、どうしますか?
市販品を安く買って、加工する
もう世の中、市販のダンス衣装なんて いっぱい、いっぱいあります。 衣装クリエイターの私が言ってしまうと、なんだか変ですが、、、 しかし、無理して1から作る必要はありません。
市販の衣装を安く買って、加工すればいいんです。 いいんです。 2回言いました。 しかしながら、そのベースになる市販衣装を見つけるのが、なかなか大変な仕事になります。
買い付け方法
前回、輸入品を買う方法をお伝えしました。
記事はこちら、 【インポート衣装の買いかた】安く仕入れて改造する方法
こちらの記事には、本格的な輸入方法をお伝えしています。 安く仕入れるのはこの方法が最強ですが、今のご時世、やや中国輸入がしづらい状況ですね。
ならば、国内のショップ!となります。
結局は中国輸入の業者なので、在庫と、入荷日の確認をしっかりとる必要がありますが、 アマゾン、楽天、yahoo など 手あたり次第、当たりましょう! 例を挙げるなら…このような…・・ ⇓


こんなご時世なので、在庫のあるものは、お早めに・・・・ それを踏まえたうえで、次の点を注意して買い付けましょう!
テーマに合った衣装を買うポイントとは?
まずは、テーマに合う衣装イメージの絵を描きます。ラフなデザイン画でスタートします。このデザインイメージを大前提にして、 既製品衣装を探します。 なかなか大変ですが、くじけず探しましょう。 ドンピシャ!衣装は無い!! と思っていたほうが楽です。
では、探す手順です。
- ベースになる色を絞る
- スタイルを絞る
- サイズと、数を確認する
- 入荷日を確認する
- まず、サンプル分を1着だけ買い付ける
個性を表現する
国内のショップで買ってしまったら、個性がなく、もしかしたらライバルのチームが着ていて、ニアミス となるかもしれません。 何とも気合抜けしますよね。
個性を表現するにはどうしたらいいのか? 重要なポイントがあります。 それは、「ダンスのテーマ」です。 テーマは何? か? 突き詰めてみます。 大きな1つのテーマに絞ることが大事です。
具体的に「○○」!! これが、表現したい! という想いを1つ決めます。
それは、パフォーマンスも同じことだと思います。 テーマがきっちりと決まっていれば、核となるものができ、チームの人全員、 または、観客も共感できる、共通項ができます。核となる テーマを1つ に決めて、既製品の衣裳チョイスをし、加工を加えていきます。
リメイクするコツ
リメイクの方法は、いろいろありますが、ショップの買い付け段階では、具体的な方法までは、無理なところがあります。 まず、サンプルを1着買い付けて、試行錯誤することになります。
- 安定感と着心地を優先する
- 足し算だけでは、ダメ!
- デザインのポイントを絞る
上記の3つのポイントを説明します。
- 安定感と着心地を優先する = 着心地が悪いのは、最もNGだと思っています。 ダンスパフォーマンスに適した着心地にリメイクする必要があります。 肩が詰まって腕が上がらない とか、 きつい、食い込む とかを、まず解消させましょう! 着心地悪さは、デザインや、バランス形状の弊害にもなります。
- 足し算だけでは、ダメ! = べたべたと貼りつけ、ゴテゴテ足しただけでは ド素人感が満載となります。 足し算だけでなく、掛け算で何かをかけ合わせ、そして、引き算することが大事です。 創意、工夫することで、唯一無二の衣装になります。
- デザインのポイントを絞る = 大きな1つのテーマを決めているのに、あれもこれもと欲張ると、核が弱まってしまいます。 大きく的を絞り、テーマに合わせた何か!! をバシッと かけ合わせてください。
これらを 頭において、試着サンプルを作ってみましょう!
サンプルを試着しては、ダメ出し、調整、ダメ出し、調整 を繰り返し、最終衣裳を決めていってください。
買い付け衣装の場合は、追加制作の時には、もう在庫がない!
というリスクを抱えています。 ご利用は計画的に!!
リメイク例
衣装のイメージは 「水」 です。(具体的なテーマはもっと深い表現でしたが、)


輸入した衣装は。。。。 これです。 ⇓

動画では、上身頃部分の解説だけをしています。 なぜならば、アトリエに残っている衣装が、スカート加工をする前の状態だったので、、、、 動画にある在庫は、現在処分品として 幣ショップで販売中です。
ショップはこちら スパンコール白レオタードワンピース <インポート>[045] 在庫処分品です。 よかったら、ご覧ください。
mint でしたーーーー!